● 【行事案内】2025/5/29開催 第23回臨床物語学研究会
2025年5月開催の研究会についてのご案内です。
臨床物語学研究センターでは、現代に生きる私たちの心を支える物語を見出し、そのような物語の力をみなさまと探求するために、臨床物語学研究会を行っています。
◆会場:京都文教大学常照館2階 J217 ダンス療法室
◆タイトル:「映画の何が癒やすのか?」
私は映画が好きで、これまで映画とともに、生きてきました。映画を観はじめると、その世界の中にグッと入り込み、心が動きます。そして、映画を観終わって、この世界に戻ってきたときには、何か世界の見え方が変わっていたり、あるいは自分自身が変わっているような体験をしてきました。
精神科医・臨床心理士になって心理療法をしていると、その体験が映画の体験にとても似ていると感じはじめます。
そのようなプロセスを通して、人が成長し、変容するのを経験してきました。今回は 30 年振りに甦った岩井俊二の『Love Letter』―死者を共有しながら、心がつながっていく物語―を味わいながら、映画と心理療法のつながりについて、みなさんと一緒に探ってみたいと思います。
◆発表者:平尾 和之先生(京都文教大学臨床心理学部教授 本学臨床物語学研究センター長)
◆対 象:学生、教職員、研究者など(ご興味がある方はどなたでも)
◆参加費、申し込みともに不要です。
◆お問い合わせ:京都文教大学研究支援オフィス メール:kyoumu2@po.kbu.ac.jp