● 【お知らせ】2024/3/5開催 鏡リュウジが紹介する京都文教大学の魅力 第5回 大橋良枝篇 東北の震災復興支援 ―孤立を作り出さないために―
3月に開催されるイベントについてのお知らせです。
京都文教大学臨床心理学心理学部主催にて以下のイベントが開催されます。
臨床物語学研究センターからも広報させていただきます。
京都文教大学臨床心理学部では、今年も客員教授、鏡リュウジ先生のシンポジウムを開催する運びとなりました。
臨床心理学部にはどんな先生がいるのか、 第一線で活躍する本学教員がそれぞれの立場から一番ホットな話題を提供し、 その先生の持ち味を鏡リュウジ氏との対話を通じて存分にご紹介するシリーズです。対面・オンライン併用にてシンポジウムを開催いたします。Google Meetによるライブ配信も予定しておりますので、時間になりましたら以下URLからご入室ください。
タイトル:「鏡リュウジが紹介する京都文教大学の魅力 第5回 大橋良枝篇 東北の震災復興支ー孤立を作り出さないためにー」
日 時:令和7年3月5日(水) 13:00~15:00
日 時:令和7年3月5日(水) 13:00~15:00
会 場:京都文教大学 弘誓館G-102教室
Google Meet(https://meet.google.com/vtk-aedr-qdp)
イベント概要:
東日本大震災から13年、もう終わったことと思われるでしょうか。では、阪神淡路大震災からは30年、こちらも終わったことでしょうか。
震災後、そのコミュニティが復興したときに、そこには物語が、ナラティブが生まれます。コミュニティの物語、ナラティブを紡ぐためには、人々がその震災について語り合うことがかなわなければ達成しません。
同時に、トラウマは言葉を奪います。自分の語りを価値のないものと考えることも起こります。言葉が奪われると、人はコミュニティ、ひいては家族の中から孤立することがあります。そのような悪循環が残っているとすれば、復興が達成したとは言えないように思うのです。
そのようなことを考え続けている私の体験を皆さんと共有し、私の心の中で形のなっていないものを物語の一部に織り込んでいくような時間になるととてもうれしいなと思います。
(司会進行:本学臨床心理学部教授・濱野清志)