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【行事案内】2022/11/17開催 第8回臨床物語学研究会

11月開催の研究会についてのお知らせです。
今回の研究会は、オンライン(zoom)開催となっております。

臨床物語学研究センターでは、みなさまと「物語」について探求する場を創るべく、臨床物語学研究会を行っています。
現在においては、とりわけ、コロナ状況を生きる私たちの心を支える物語を見出し、そのような物語の力を探求するために、コロナとともに*心を支える物語プロジェクトを推進しています

今回の研究会では、第6回研究会に続き、田野尻哲郎先生にご発表いただきます。
田野尻先生は、日本大学芸術学部、明治薬科大学薬学部、東京大学大学院総合文化研究科をご卒業・修了され、大学の非常勤講師をお務めになりながら、前職の大阪大学コミュニケーションデザインセンター 招聘准教授を経て、4月より京都文教大学臨床物語学研究センター客員研究員に着任され、私たちの輪に加わって下さっています。文系と理系、東洋と西洋を横断するような研究・臨床活動を展開されていますが、とりわけ近年は日本のマンガ・アニメにおけるReligious Futurismについて、国際的に発表されています。

第8回研究会チラシ.jpg第8回臨床物語学研究会
コロナとともに*心を支える物語

日時:11月17日(木)18:00-19:30 

会場:オンライン(zoom)
ID:826 0712 8825  パスコード:monogatari
       

監視と治療『PSYCHO-PASS』における「超越的審級」の2類型

講師:田野尻哲郎先生(京都文教大学臨床物語学研究センター客員研究員)
要旨:本発表は、超越的審級がどのように現代社会における個人と社会の「治癒」において機能するかを、「監視(Surveillance)」概念を手がかりに滴定するものだ。その際、『PSYCHO-PASS』における超越的審級の2類型である法的審級と仏教的審級を、人格的エージェント/非人格的エージェントの視点から比較する。分析と観照から行動と変革へ再帰的近代化を進行させる物語学群の波濤の一つである臨床物語学の圏域に、この発表は位置している。

対 象:学生、教職員、研究者など(ご興味がある方はどなたでも)

参加:参加費、申し込みともに不要。

当日に向けて、お時間のある方は『PSYCHO-PASS』を観て、読んで来ていただくと、より深く味わえるかと思います。
よろしくお願いいたします。

皆様のご参加を心からお待ちしております。