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【行事案内】2022/5/19開催 第5回臨床物語学研究会

5月開催のイベントについてのご案内です。

臨床物語学研究センターでは、センタースタッフに加え、みなさんと「物語」について探求する場を創るべく、臨床物語学研究会を行っています。
現在においては、とりわけ、コロナ状況を生きる私たちの心を支える物語を見出し、そのような物語の力を探求するために、コロナとともに*心を支える物語プロジェクトを推進しています。
そこで、臨床物語学研究会では、コロナとともに*心を支える物語をテーマとして、『風の谷のナウシカ』(映画版・漫画版)をシリーズで味わいながら、みなさんと語り合いたいと思います。
私達はいま、「腐海」を生きるナウシカたちのように、マスクを手放せない日々を過ごしています。宮崎駿監督が12年の歳月をかけて、心の深みから紡ぎ出したこの豊かな物語には、私達がこのコロナ状況を生きていくための、さまざまなヒントが秘められていますみなさんとご一緒にこの世界を探求していきたいと思います。ぜひご参加下さい。

第5回臨床物語学研究会ポスター.jpg第5回臨床物語学研究会
コロナとともに*心を支える物語

日時:5月19日(木)18:00-19:30 ※前回までと曜日が異なっていますのでご注意ください。
会場:京都文教大学 常照館217教室
    

ナウシカの世界:穢れとの和解と傷つきの癒し
講師:田中史子先生(京都先端科学大学)
『風の谷のナウシカ』の物語世界は、人間ひとりの心の中で起こっていることと重ね合わせて考えることができる。
この物語で繰り返し現れてくるテーマはいくつかあるが、今回は、①母親的存在との融合、②自分の一部を引き受けるもの、③清浄と汚濁,の3つのテーマを取り上げつつ、穢れ傷ついた世界で,自分の内にも穢れや傷を抱え,癒し/癒されながら生きるということについて考察を深めたい。

対 象:学生、教職員、研究者など(ご興味がある方はどなたでも)

参加無料、申し込み不要ですが、新型コロナ感染症対策として、入口にて、検温、手指消毒、参加者氏名チェックを実施いたします。
なお、コロナ感染拡大状況により、オンライン開催とさせていただく場合がございます。その際には前日までに、臨床物語学研究センターホームページにてお知らせいたします。あらかじめご了承下さい。

当日に向けて、お時間のある方は、『風の谷のナウシカ』を観て、読んで来ていただくと、より深く味わえるかと思います。

よろしくお願いいたします。