● 【お知らせ】2025年度イベント開催予定についてのお知らせ
お知らせ 2025/04/23
2024年度の臨床物語学研究センター活動予定についてのお知らせです。
詳細は【行事案内】にて後日お知らせいたしますので、ご予定のほどよろしくお願いいたします。また、変更や修正がありましたら当ページにてもお知らせいたします。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
<年間スケジュール>
●6/4(水)開催「セラピストのコミュニケーション能力を養うためのワークショップ」
本イベントは本学臨床心理学研究科の大学院生が実際にワークショップを体験し、ご来場される皆様は客席でその様子を見学していただく形式となっております。
平田オリザ先生による演劇的手法を用いたコミュニケーション能力向上のワークは、何かを伝えることや、他者との関わりかたをめぐって様々な気づきが得られ、毎年好評をいただいています。
●7/19(土)開催「仏教の物語 ~ インド・中国・日本、三国伝来の仏教説話比較」
仏教文化圏において語られてきた物語「仏教説話」を取り上げ、その物語に見られる精神性と普遍性、そして多様性について繙き、仏教における物語の変遷を分析することにより、そこから現代を生きる我々への指針を改めて見い出す。インド・中国・日本の三国伝来の仏教説話から、共通するテーマの物語についてそれぞれの専門家を招いて語ってもらい、そのテーマや内容が三国でどのように変遷したかをディスカッションする。現在本学との大学間連携を進めている佛教大学仏教学部から中国や日本の仏教説話に関する専門家を招き、本学からは平岡学園長にインド仏教説話の専門家として登壇いただいた上で、基調講演、話題提供を含むパネルディスカッション、そしてフロアディスカッションを行う予定である。
●10月~11月開催予定「九相図表現と分解のプロセスを通した人間理解の試み(仮題)」
2022,2023,2024年度に実施した「九相図」に関するシンポジウムの発展企画と位置付けて、九相図に表現される分解の働きと、それらを通した人間理解について、シンポジウムを行いたい。
●11/5(水)開催「桐竹勘十郎客員教授講演会『文楽と日本人の心』」
著名な文楽人形遣いである人間国宝・桐竹勘十郎客員教授をお招きし、日本の誇る古典芸能の一つである人形浄瑠璃文楽を通して、日本人の心について新たな知を生み出し、参加者それぞれの学びを深めることを目的とする。
●12月開催予定 「認知症とともに生きる」
高齢者の 5 人に 1 人が認知症を患う時代を迎えるにあたって、認知症とともに生きていく社会の実現がテーマとなっています。宇治市は全国に先駆けてこの地域課題に取り組み、2015 年に「認知症の人にやさしいまち・うじ」を実現することを宣言しました。
2016 年より始動した宇治市認知症アクションアライアンス「れもねいど」では、認知症のご本人やご家族がどのような世界を生きておられるのかを理解し、私たち一人ひとりが「自分ごと」として認知症とともに生きていくアクションを起こしていくことにチャレンジしています。
私たちがどのようなアクションを起こしていけるのか、みなさんと一緒に考えたいと思います。
●1月開催予定 「『ポスト真実』の時代の物語とは」
「真実」なのかどうかの基準があやふやになり、人びとは個々に「真実」を持つ時代が到来している。それは見方を変えると無数の「物語」が存在しているということができるだろう。そうした時代における「フィクション」とはどのようなものなのかを、ゲストとともに考えていきたい。
◆臨床物語学研究会*心を支える物語プロジェクト
現代に生きる私たちの心を支える物語を見出し、そのような物語の力をみなさまと探求するために、臨床物語学研究会を定期的(2ヶ月に1回)行っていきます。