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【お知らせ】2024年度イベント開催予定について

お知らせ 2024/03/27

2024年度の臨床物語学研究センター活動予定についてのお知らせです。
詳細は【行事案内】にて後日お知らせいたしますので、ご予定のほどよろしくお願いいたします。皆様のご参加をお待ちしております。

<年間スケジュール>
●6/5(水)開催「セラピストのコミュニケーション能力を養うためのワークショップ」
本イベントは本学臨床心理学研究科の大学院生が実際にワークショップを体験し、ご来場される皆様は客席でその様子を見学していただく形式となっております。
平田オリザ先生による演劇的手法を用いたコミュニケーション能力向上のワークは、何かを伝えることや、他者との関わりかたをめぐって様々な気づきが得られ、毎年好評をいただいています。

●7/6(土)開催「乱世の英雄たちの物語 ~『三国志演義』のキャラクターと世界観」
中国古典の物語を代表する『三国志演義』は、魏・蜀・呉の三国時代の歴史を基に物語化された、大スペクタクル小説である。
この「三国志」の物語は、日本においても早い段階から翻訳・翻案され、近年では映画・ドラマはもとより人形劇や漫画・アニメ、ゲームにも数多く取り入れられ、幅広い層からの支持を得続けている。
「三国志ファン」「三国志オタク」が出続けるのはなぜか。遥か昔の異国の物語が人気を博し続ける要因はどこにあるのか。『三国志演義』に描かれた人物像と世界観を分析することにより、臨床物語学の研究分野に新たな風を吹かせ、併せて中国古典文学に関する研究成果を広く社会に還元し、異文化理解を促進することを目的とする。

●10/30(水)開催「桐竹勘十郎客員教授講演会『文楽と日本人の心』」
著名な文楽人形遣いである人間国宝・桐竹勘十郎客員教授をお招きし、日本の誇る古典芸能の一つである人形浄瑠璃文楽を通して、日本人の心について新たな知を生み出し、参加者それぞれの学びを深めることを目的とする。

●11/9(土)開催「YouTuberと考える新しいドキュメンタリー―『かなたいむ。』と家族の『物語』」
YouTubeチャンネル「かなたいむ。」主催の木本奏太(きもと・かなた)氏をお招きし、コンテンツの作りかた(企画・構成・編集)についてお話を伺う。中でも「耳の聞こえない両親と聞こえるこども」シリーズは、聴覚障害者の両親との生活を描き出したドキュメンタリーと言える。
ドキュメンタリーは、映画やテレビ番組として作られるものというイメージが強い。しかし、今日YouTubeは人びとにとって身近な動画接触手段として定着している。短時間で伝えられる内容が好まれるなどの特徴から扱えるテーマは限定されるが、興味関心を触発するプラットフォームとしては有効といえるだろう。
今回は家族を扱ったシリーズを題材に、家族について発信するようになった経緯や、題材の選び方などについて伺った後に、フロア(学生・教職員・一般の方々)とのディスカッションを行う予定である。

●12/15(日)開催 「認知症とともに生きる」
高齢者の 5 人に 1 人が認知症を患う時代を迎えるにあたって、認知症とともに生きていく社会の実現がテーマとなっています。宇治市は全国に先駆けてこの地域課題に取り組み、2015 年に「認知症の人にやさしいまち・うじ」を実現することを宣言しました。
2016 年より始動した宇治市認知症アクションアライアンス「れもねいど」では、認知症のご本人やご家族がどのような世界を生きておられるのかを理解し、私たち一人ひとりが「自分ごと」として認知症とともに生きていくアクションを起こしていくことにチャレンジしています。
私たちがどのようなアクションを起こしていけるのか、みなさんと一緒に考えたいと思います。

●1月(予定)開催 「現代における九相図の表現とその意義」
20
22,2023年度に実施した「九相図」に関するシンポジウムの続編と位置付けて、仏教と臨床心理学の接点を深め、九相図の現代的意義について検討を行うことを目的とする。

臨床物語学研究会*心を支える物語プロジェクト
代に生きる私たちの心を支える物語を見出し、そのような物語の力をみなさまと探求するために、臨床物語学研究会を定期的(2ヶ月に1回)行っていきます。