お知らせ

ともいき研究推進センター主催「ともいき学術フォーラム#2」を開催しました。

12月16日(水)に実施された「ともいき学術フォーラム#2」では、2020年度4月に着任された3名の先生にご登場いただき、自己紹介も兼ねてご自身の研究について語っていただきました。

井上嘉孝先生(臨床心理学部 准教授)は、心理学的課題を深層心理学的な観点から検討し、怪物イメージに投映された精神史・現代意識論等を研究され、患者の夢の中に出現した吸血鬼は、深層心理にある問題の起点や心の動きの原点となったことを論じられました。

中橋 葵先生(こども教育学部 講師)は、幼小接続期の数量・図形の認識発達と算数教育の適切な援助や指導について研究され、見た瞬間に数量がわかる「サビタイジング」ができるのは、幼児期での体験が影響し、就学後の算数の理解にも影響することを詳しく解説されました。

カラヴァシレヴ・ヤニ先生(総合社会学部 講師)は、高度人材採用と直接投資を中心に、日本企業の海外活動とメディア報道に関する実証研究を行われており、海外でのジョブフェアにおいて、どの企業ブースが求職者へのイメージ効果が高くなり、その企業で働く意欲が高くなるのか国際的なデータで検証されました。

オンラインでの開催でしたが、20分お話いただいた後、10分程度のディスカッションを挟み、異なる研究領域の研究者の発表を通じた交流により、新たな刺激を受け本学の研究活動の活性化に向けた良き機会となりました。