地域連携&イベント
「あそびの広場」だより(2025年2月28日更新)
こんにちは。ぶんきょうサテキャン伏見大手筋あそびの広場です。
あっというまに今年度も終わりが近づいてきました。
2月に入ってからたくさんのおとうさん、おかあさんから「保育園決まりました」の報告をいただきました。
無事決まって良かったなぁと思う反面、お別れの足音が近づいてきて、じんわりさびしさを感じます。
子どもたちはとても成長しましたね。
身長ものびました。
体重も増えました。
できることもたくさん増えましたね。
そしておとうさん、おかあさん、皆さんもすっかりおとうさんおかあさんになりました。
二人目、三人目の親御さんは、さらにベテランパパ、ベテランママになりました。
復帰が決まったおとうさんおかあさんたちは、4月からまた新しいフェーズに入ります。
家のこととお仕事と半分半分で時間を使わなくてはいけません。
どんな生活になるのか、うまく生活がまわるのかどうか、子どもと向き合う時間があるのかどうか、きっと不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
私が大学院生だった頃、同期に社会人学生の友人がいました。
その頃、授業、実習、レポート作成...勉強しなくてはいけないことがたくさんあって、ただの学生だった私にとっても、人生で一、二を争う忙しさだったのですが、その友人はおかあさんで、小さな子どもをシングルで育てていました。
ある日その友人が「一生懸命勉強したいのに子どもがいるからできない。子どもともたくさん一緒にすごしてあげたいのに勉強があるからできない。子どもにも本当に申し訳ない」と涙していました。
その頃の私にはその気持ちをしっかり理解してあげることはできていなかったのではないかと思うのですが、今はわかります。
精一杯やっているから、もうこれ以上は頑張れない。
それでも勉強も子どもも、両方ちゃんとやりたいのになんだか両方中途半端になってしまっているような。
そういうどっちつかずの苦しさ。子どもにたくさん我慢させているのではないかという罪悪感。
その時、私たちの先生が「子育てはどれだけ時間を過ごしたかではないです、どれだけ込めたかです」と仰いました。
たくさん一緒にいるだけが良い子育てではないんですよ、限られた時間の中でも、子どもの目をちゃんと見つめることができれば、子どもの話をちゃんと聴くことができれば、ここぞという時にちゃんと抱きしめることができれば、子どもはちゃんと愛情を感じながら育つことができます、と。
ちなみにあれから20年がたちましたが、友人のお嬢さんはとてもステキな大人になりました。
皆さんも、もしかしたら同じように悩むことがこれからあるかもしれません。
その時にそのことを思い出してほしいのです。
きっと多くのおとうさんおかあさんたちが多かれ少なかれ同じように悩みながら、試行錯誤しながら頑張っています。
どうか広場を卒業されても、お子さんも、ご自身の人生も、どちらも大切にしていってください。
皆さんや皆さんのご家族のこれからが、カラフルで豊かなものでありますように。
祈っています。
3月の予定ですが、20日は春分の日の祝日のためお休みいたします。
今年度は27日が最後の開室になります。