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「あそびの広場」だより(2024年6月21日更新)
こんにちは。
ぶんきょうサテキャン伏見大手筋、あそびの広場です。
先日あるテレビ番組を見ていました。
その番組はママたちが子育てや夫婦関係について語り合うバラエティ番組でした。
その中で「子育ては今だけ、いつか子どもは自分の元を巣立っていくから、今を大事にしよう」
という言葉に、MCの芸人さんが、
「わかってる、わかってるけど、
大事に思えない時とかあるじゃん!
愛してあげたいけど愛せない時あるじゃん!」
と、ぼろぼろ涙をこぼしていました。
その涙が切なすぎてわかりすぎて、私まで涙してしまいました。
子育てをしていると、平穏に一日が終わることなんか、もはや一日もないのではないかと思います。
子どもが引き起こすいろいろなハプニングやトラブルで、計画通りになんかいきません。
それをおもしろがれる余裕があればいいけれど、ママだってそんな日ばかりではないです。
ついついイライラして冷たい態度をとってしまったり、怒りすぎてしまったり。
夜中に子どもの寝顔を見ながら、ごめんね...と自分を責めてしまうママもたくさんいらっしゃると思います。
優しいママでいたいのに。
いつも笑っているママでいたいのに。
でも時には感情的になってしまってもいいと思うのです。だってママだって人間だもん。
『グッドイナフマザー』という言葉を知っているでしょうか。
イギリスの精神科医、ウィニコットが提唱した言葉で、簡単に言うと、「良い母親とは、ほどよい母親である」という意味です。
完璧でなくていい、むしろ完璧でない方がいい。
怒ったり泣いたり、時には失敗しながら、ほどほどに良い母親がいい。完璧は苦しいんです。
自分だけではなくて、周りも苦しいんです。
すごく立派な人といると、自分もちゃんとしなくちゃと緊張しませんか。
すごく立派だと思っていた人が、何か失敗して「やっちまったわ」と笑っていたらほっとしませんか。
失敗した自分を許せたら、失敗した子どもも許せるようになります。
失敗した子どもも、失敗した自分を許せるようになります。
だから、ほどほどでいいのです。
イライラしてしまっても、怒ってしまっても、次の日また笑顔のパパやママがいたらいいです。
自分の気持ちが落ち着いたら、子どもにごめんねを言って、ぎゅーぎゅー抱き締めて、大好きをいっぱい伝えてくださいね。それでいいのです。