Event info

「あそびの広場」だより(2023年10月3日更新)

こんにちは。
ぶんきょうサテキャン伏見大手筋 あそびの広場です。

澄み渡った秋空の美しい季節となりました。
長かった猛暑に耐え、ほっとした今頃は、夏の疲れが出やすく不調を訴える人も多いようですが、皆さまはいかがでしょうか。
これからの季節は、こころも体も温まるものをたくさん食べて元気に過ごしたいものですね。

日々子育てをされているママ達の中でも、おっぱいの大変さから解放されてくると、次に訪れるのは「イヤイヤ期」、いわゆる第一反抗期ですね。
1歳を過ぎ、だんだんと言葉が話せるようになってきたと喜ぶのも束の間、ある日「イヤ!」の連呼がはじまります。
しかし、この時期の「イヤ」の大半は、本当にそのことが苦痛だと言っているのではなく、大人の言うままにするのがイヤだという、「自我の芽生え」の表現でもあります。
何がイヤかよりも、「イヤ」と主張すること自体に意味があるので、言うことを聞かせようと親が理詰めで闘っても、無駄に消耗するだけです。
まして「しつけ」の名のもとに、その闘いに力で勝つようなことはしないようにしましょうね。

気をつけていると、たいていイヤイヤ期と前後して、子どもは「○○ちゃんが」「じぶんで」するの!といったように、一人称を使って話し出すことがわかります。
言葉とともに育っていくこの「じぶん」という感覚が、親や周りの大人にどのように受け止められるかは、その後の自己肯定感の発達に大きな影響を与えるといわれます。
この時期の「イヤ」や「じぶんで」をいつも親が遮ってしまうと、子どもは自分を表現してはいけないのだと学び、無力感を抱くようになってしまいます。
もちろん、子どもを受け止めるというのは、子どもの主張をそのまま全部受け入れるという意味ではなく、育ちつつある「人格」を認め、尊重したうえで、ぶつかる時はぶつかり、かわす時はかわし、ちゃんと言葉でやり取りをするということです。
これは親子の真剣な知恵比べのようです。

子どもはどうすれば「今」の自分の主張を通せるかを全力で考えています。
ですから親は、受けて立つ知恵やユーモアをいくつも準備しておくと良いと思いますし、ことばの発達がゆっくりなお子さんなら、「~したいんだね」とこちらが言葉にして受けとめ、ぎゅっと抱っこしてあげるのも良いかもしれません・・。
もちろん、これらは決して簡単なことではなく、日々イライラや忍耐の連続ではないでしょうか。
このような時にママやパパの心にゆとりやエネルギーはあるだろうか。
子育てを支える環境はあるのだろうか。これらはとても大切なことのように思います。
「あそびの広場」も微力ながら、お役に立てたなら幸いです。

ページトップに戻る