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「あそびの広場」だより(2022年10月27日更新)

こんにちは。
ぶんきょうサテキャン伏見大手筋、あそびの広場です。

急に涼しくなり、晴れた日は空の高さが心地よい今日この頃です。
あそびの広場はここのところ大盛況で、満室になる日が多くなってきています。
せっかくいらしていただいたのに入っていただけなかった方、本当に申し訳ありません。
開室時間~30分くらいはすいていることも多いですし、運が良ければお部屋を独り占めなんてこともありますよ!
ぜひ早めの時間をご利用くださいね。

さて、今日はひとつの詩をご紹介したいと思います。
何年か前に作者不詳でネット上に紹介された『最後のとき』という詩です。

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『最後のとき』

赤ちゃんをその腕に抱いた瞬間から あなたはこれまでとは全く違う人生を生きる
以前の自分に戻りたいと思うかもしれない
自由と時間があって 心配することなど何もなかったあの頃の自分に
今まで経験したことがないほどの徒労感 毎日毎日まったく同じ日々
ミルクを与えて背中をさすってやり おむつを替えては泣かれて
ぐずられて嫌がられて 昼寝をしすぎてもしなくても心配で
終わることのない永遠の繰り返しに思えるかもしれない

だけど忘れないで......
すべてのことには、「最後のとき」があるということを

ご飯を食べさせてやるのはこれが最後、というときがやってくる

長い一日のあと子どもがあなたの膝で寝てしまう
だけど眠っている子どもを抱くのはこれが最後

子どもを抱っこ紐で抱えて出かける
だけど抱っこ紐を使うのはこれが最後

夜はお風呂で髪を洗ってやる
だけど明日からはもう一人でできると言われる

道を渡るときには手を握ってくる
だけど手をつなぐのはこれが最後

夜中こっそり寝室にやってきてベッドにもぐりこんでくる
だけどそんなふうに起こされるのはこれが最後

昼下がりに歌いながら手遊びをする
だけどその歌を歌ってやるのはこれが最後

学校まで送っていけば行ってきますのキスをしてくる
だけど次の日からは一人でだいじょうぶと言われる

寝る前に本を読み聞かせて 汚れた顔をふいてやるのもこれが最後

子どもが両手を広げて あなたの胸に飛び込んでくるのもこれが最後
だけど「これが最後」ということはあなたには分からない
それがもう二度と起こらないのだと気付くころには
すでに時は流れてしまっている

だから今、あなたの人生のこの瞬間にも
たくさんの「最後」があることを忘れないで
もう二度とないのだと気付いてはじめて
あと一日でいいから、あと一度きりでいいから、と切望するような
大切な「最後のとき」があることを


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赤ちゃんを育てていると、この大変さが一体いつまで続くのかと、先の見えないしんどさに心折れることがあります。
時に、いま目の前の子どもへの愛おしさに勝る気持ちで、
はやく大きくなってくれないかな、はやくこの苦しさから解放されたいと、ふと願ってしまう。

でも。

いつか必ずくる最後のとき。
それを思うと、愛おしい今をさらに愛おしく感じることができるのではないでしょうか。
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