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「あそびの広場」だより(2022年8月25日更新)

こんにちは。
ぶんきょうサテキャン伏見大手筋、あそびの広場です。

そろそろ夏も終わりますね。
ひさしぶりに行動制限のない夏でしたが、皆様どう過ごされましたか?
コロナの勢いはまだ収まりそうにないですが、広場に来ていただいたお母さまたちから話を聞くと、皆さん感染対策をしながら夏を楽しんでおられたようですね。
家族でお出かけをしたり、ひさしぶりにおじいちゃんおばあちゃんに会いに行ったりと、子どもたちにとってもキラキラした夏になったのではないかと思います。

さて、今年のあそびの広場はネンネやハイハイのベビーちゃんたちも多く来てくれています。
このところよくお話に出てくるのは、離乳食のこと。
離乳食、大変ですよね。

月齢に合わせて食べられるものも違ったり、アレルギーの心配もしなくてはならなかったり、食材によって食べる勢いが違ったり、まして三回食にでもなったら毎回何を食べさせたらいいのか悩むばかり。
なかには離乳食作りを楽しんでいらっしゃる方もおられるとは思いますが、多くのお母さまたちの話を聞いていると「大変でしんどい!」というのが本音のところなのかなと思います。
それでもぱくぱくおいしそうに食べてくれたなら、作ったかいもありますが、特に悩ましいのが、あまり食べてくれない子。
口に入れてもすぐに吐きだしてしまったり、まったく口をあけてくれなかったり、さらには遊びだしてぐちゃぐちゃにしてしまうことも。

お母さんからしたら、頑張って作ったのに...と悲しくなってしまうし、なんで食べてくれないの!とイライラしてしまいます。
ネガティブな気持ちが高まると、この子は私を困らせようとしているのではないかなどと考えるくらい追い詰められることもあります。
日本では昔から「食事=母の愛情」みたいな価値観があり、そんな考え方は今では古いとわかっていても、心のどこかで「食事を拒否される」ことが「愛情を拒否される」ことに感じられてしまうのかなと想像します。
それくらい、離乳食を食べてくれないことで追い詰められるお母さんはとても多いです。

離乳食の進み方は、本当に個人差があります。
食べ物への興味の持ち方、歯の生え方、口の形、舌や顎の使い方、それから性格も。
食べないのはお母さんのせいではありません。

もちろんお子さんのわがままでもありません。
子育ては育児書どおりにはいかないものです。
○ヶ月には××期だからこのくらいの固さのものを...などは目安でしかありません。
その子のペースで進めていければいいし、食べムラがあっても気にしすぎずに。
少しずつでもちゃんと成長していれば大丈夫です。

栄養はミルクからでも大丈夫です。
おかゆはたくさん作っておいて冷凍しておくと便利です。
ベビーフードも最近はとてもいいものが出ていますよね。
いろいろなものを活用しながら、少しずつ食べられるものを探していったらいいと思います。
そして、もしもあまりに思い詰めてしまっているようなら、一息ついて一旦少しお休みしてみてもいいかもしれません。
まずはお母さんの笑顔を取り戻しましょう。

まだまだ産まれて数ヶ月です。
食べることの練習をしています。
すんなりできる子もいるけれど、時間がかかる子もいます。
お母さんが頑張りすぎないように、おおらかにゆったりと少しずつ。
一生食べない子はいません。
いつかきっと食事が楽しいと思ってくれる日が来ますように。

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