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「あそびの広場」だより(2021年9月24日更新)

こんにちは。
ぶんきょうサテキャン伏見大手筋あそびの広場です。

この間あるバラエティ番組を見ていたら、「お風呂を嫌がる子どもをどうやってお風呂に入れるか」という内容のライフハックが紹介されていました。

子どもは2歳前後になると、だんだんと自己主張をするようになり、なんでも自分でやりたがったり、親の言うことに「イヤ」と言うようになったりします。
いわゆる「イヤイヤ期」と言われる時期で、親御さんにとっては、対応に困る辛い時期になります。
この時期はできるだけ子どもの主張を受けとめてあげるのが良いとされています。
「自分で決めた」「自分でできた」「自分の意思を認めてもらえた」「たとえ叶わなくとも自分の気持ちをわかってもらえた」。
そんな経験の積み重ねが、その子の自信や自己肯定感となり、長い人生を生きていく根源の力となるからです。

そして、自分を受け止めてもらっている中で、自分の感情やその出し方を学び、自分自身をコントロールできるようになり、ひいてはそこから我慢する力=自己抑制力もついてくるのです。
しかしまだ思考も言語も未発達なこの時期、子ども自身も何がしたいのかどうしたいのか混乱していることも多く、パパやママがどんなに思いを汲もうとしていても、理不尽に泣き叫ばれることもしばしばです。
パパやママの方が泣きたくなりますよね、ほんとに。

そんなイヤイヤ期のお風呂。
「そろそろお風呂に入るよー」と声をかけたら、子どもが頑として「イヤ!」と言い張る。
「お風呂に入ったらさっぱりするよ」「寝る時間が遅くなったら、具合が悪くなるよ」「お風呂に入ったら絵本読もうか」...手を変え品を変え、いろいろ声掛けをするも 「イヤ!!はいらない!!」。
さぁ皆さんだったらどうしますか?

その番組では、こんな方法が紹介されていました。
事前に手に収まるくらいの子どもの好きなキャラクター玩具を氷漬けにしておき、「○○が氷に閉じ込められているから、お風呂で助けてあげよう!」と声をかけたそうです。
すると子どもが意気揚々とお風呂に入った、というものでした。
すごくおもしろいなぁと感心しました。

もちろんそれでうまくいくお子さんとそうでないお子さんがいるでしょう。
ある日うまくいっても、違う日にはうまくいかないこともあるでしょう。
でも、目の前の子どもがどうしたら気持ちよく自分の意思で動けるのか、そして、親御さん自身、自分が怒ったりイライラしたりして苦しまないためにどうしたらいいのか、工夫して考えてやってみようとしたことが素晴らしいと思いました。
子どもが何が好きで、どういうことに心動かされるのか、子どもの気持ちに寄り添い、一緒に楽しむ姿勢も素敵だなぁと思いました。

もちろん叱らなければならない場面もたくさんあるでしょう。
不本意にも感情的になってしまう場面もきっとあるでしょう。
でもそうして、親子で理解しあい、いろいろなことに一緒にチャレンジしていくことで、子どもももちろん、親も成長していけるのではないかと思います。
親子でお互いに工夫しながら、手作りの子育てをしていけたらいいですね。

あそびの広場では、休室期間中、電話相談を受け付けております。
"相談"ではなくても、誰かと少し話をするだけでも、心が落ち着いたり、気分が変わったりするものです。
どうぞお気軽にご利用くださいね。


【電話相談】
 075-621-1248(京都文教サテライトキャンパス伏見大手筋)
 休室期間中の木曜日 13:00~16:00
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