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本学では現在、京都府山城広域振興局の寄付講座として、京都府南部地域で活躍の各界トップを講師に招へいし、「KBUプレジデント・セミナー」（全5回）を授業の一環で開催しています。

5月28日(土)、第2回目のセミナーを開催しました。講師に宇治市の山本正市長をお招きし、全5回共通テーマ「二十歳のころ～いかにして私となったか～」についてお話頂くとともに、本学学生と山本市長で"宇治の魅力発信"をテーマに意見交換する「宇治市のまちづくり大学生会議」を行いました。

講義では、「60歳を過ぎて、やっと人に話せるようになった」と、山本市長が少年時代の苦しい経済状況や悩み抜いた進路選択について語られました。また20歳の頃、友人や趣味の仲間との語らう中で意見をぶつけ合った思い出にも触れられ、「皆の考えが一様であるはずはない。取り巻く考え方はそれぞれであり、だからこそ自分の考えをしっかりと持つことが大事」と説かれるともに、「挑戦し、挫折を経験した人は、それが活きる時がくる。挑戦なくして前進はない」と、参加した学生に強く呼びかけられました。

講演後の「宇治市のまちづくり大学生会議」では、進行役の学生と、本学の地域連携学生プロジェクトである『宇治☆茶レンジャー』『商店街活性化隊しあわせ工房CanVas』『響け！元気に応援プロジェクト』、ラジオ番組を通して宇治など大学周辺地域の魅力発信を目指し活動している『学生放送局SHERPA』の4団体から11名が参加しました。
学生の進行のもと進められた会議では、プロジェクト活動を通して宇治の魅力発信を実践している学生からは、具体的な意見・要望が挙げられました。中には実現可能性の高い提案もあり、宇治市にて実施に向けた検討を行って頂くこととなりました。山本市長からは総括として、「地域の現場で実践している学生の意見は説得力がある」とのコメントも寄せていただきました。
当日は、大学生会議に参加した学生以外にも多数の学生が聴講したほか、一般の方々にもご参加いただき、本セミナーは盛会のうちに終了いたしました。

　

次回セミナーは6月8日（水）13：00～14：30（於 普照館 F305教室）。
有限会社日双工業 西田裕子代表取締役をお招きし、豊富な人生経験に基づく貴重なお話を伺います。
公開講座として開催いたします。ご興味のある方は、是非ご来場ください。（参加無料、申込不要）