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【実施報告】2019/10/30『文楽と日本人の心』

 

文楽人形遣いとしてご活躍中で、本学の客員教授も務めておられる桐竹勘十郎先生をお迎えし、臨床物語学研究センター主催で「文楽と日本人の心」と題したご講演と文楽の実演をしていただきました。大阪から発祥した竹本義太夫による人形浄瑠璃の歴史や、ご自身で復元されたという古い様式の人形を例に文楽の発展をご解説いただき、3人で遣う人形の仕組みや、演じる際にお互いが息を合わせるための微細な動作、そして本物の人間らしく見せるための様々な工夫など、普段の舞台上ではなかなか見られない部分を実演しながら惜しみなくご披露いただきました。

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 ミニ公演では、『艶容女舞衣』の一部を上演していただき、「お園」の人形が見せる情念のこもった動きに、多くの来場者も魅了されました。IMG_2627.JPG

 最後に秋田巌所長との対談では、桐竹勘十郎先生の経験談などから様々な学びを得られる貴重なお話をお聞かせくださいました。IMG_2640.JPG