歌舞伎役者であり、テレビや映画でも活躍の中村獅童氏が、京都文教大学に初登場！

期待に溢れる会場の熱気の中、音楽とともに真っ黒なスーツ・タテガミ・ヒゲ姿で現れた冒頭のシーンからの圧倒的な存在感。

ユーモアを交えながら会場を湧かせる軽妙な語りとは裏腹に、語られる内容からは熱い魂が伝わってきます。

20代の心が折れそうな葛藤の日々をなぜ頑張り抜けたのか、現代劇と歌舞伎の世界をどう生きているのか、そして、歌舞伎のこころとは？

秋田先生の本質的な問いかけへの応えは、まさにそのときそのときを大切に、地面をにじりと掴みながら生きてきた人のそれで、

今を生きる学生たちに伝えたい言葉の数々がここにあります。

出会い、生身の人間の温もり、ライブ感を大切に。

ネット時代の中で、そういうことがこれからは貴重になる。

"生"の醍醐味を若い人に伝えたい、という熱い思いは、コロナ状況の今を生きる上で、ひとしお心に染み入ります。

まさに今、みなさんに触れて欲しい、一推しイベントです。

臨床物語学研究センター センター長　平尾 和之

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