2024年度 産業心理臨床家養成プログラム講義・演習
1年次
講義名 | 講師 | 内容 |
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『経営学基礎論』 | 中森 孝文 龍谷大学 政策学部 教授 |
組織運営に役立つ経営学の基本的知識を修得する。特に価値観の違いの克服や社員のやる気の向上、職場の心理的安全性と経済不合理との関係について理解を深める。 |
『企業研究基礎論』 | 柏木 裕之 lei consulting 代表/元ワコール健康保険組合常務理事 |
企業を理解するために、成り立ち、組織風土、経営などについて概説する。企業における今日的経営課題について解説する。 |
『人事管理・人材開発』 | 森 翔太 ローム株式会社人事部 |
企業における人事管理や人材開発の基本的な知識を得る。 |
『産業心身医学』 | 山本 和美 (医)弘正会西京都病院心療内科 臨床心理士 |
職場におけるストレス関連疾患の心身医学的理解およびマインドフルネスなど心身両面からのアプローチを学ぶ。 |
『臨床アセスメント面接論』 | 川畑 直人 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 教授 |
面接技術のなかでも、特にアセスメントに焦点を当て、心理療法、コンサルテーションにも役立つ面接技術の向上を目指す。 |
『エグゼクティブ・カウンセリング論』 | 市川 佳居 (一社)国際EAP協会日本支部 理事長 |
経営トップに対するカウンセリングに必要となる知識技術を解説する。 |
『組織心理コンサルテーションの技術』 | 松本 寿弥 名古屋大学 学生支援本部 教育連携室長 |
組織で生じる様々な問題に対して、心理的な観点からコンサルテーションを行っていくための基本的な技術について、演習を含めながら解説する。 |
『事例演習』 | 森崎 美奈子 (一社)日本産業心理職協会 代表理事/京都文教大学産業メンタルヘルス研究所元所長 |
事例演習を通して適切な支援や人事労務対策のあり方を習得する。 |
『サーヴェイ・リサーチ技法論』 | 大庭 さよ メンタルサポート&コンサル東京 代表 |
企業におけるメンタルヘルスの実情を調査するための技術や結果の報告技術について検討する。 |
『ストレスチェック論』 | 大庭 さよ メンタルサポート&コンサル東京 代表 |
労働安全衛生法の改正により、50人以上の事業場においてはストレスチェックの実施が義務付けられている。産業心理臨床家はストレスチェックにどのように関わっていけばよいのか。必要なスキルと実際について学ぶ。 |
『産業領域における高次脳機能障害学Ⅰ』 | 中島 恵子 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 教授 |
病気や事故などが原因で起こる高次脳機能障害の理解を深め、どのような復職支援が可能か、神経心理学の立場から検討する。Ⅰでは、脳機能の働きを理解し、脳から見る視点を学ぶ。 |
『職場のメンタルヘルス対策』 | 山根 英之 (一財)京都工場保健会 専任カウンセラー |
産業分野に関わる心理臨床家に求められる役割や事業場におけるメンタルヘルス対策の変遷を整理し、メンタルヘルス対策の進め方のポイントや自殺予防対策について事例を通して検討する。 |
『メンタルヘルスのための職場環境改善』 | 山根 英之 (一財)京都工場保健会 専任カウンセラー |
健康でいきいきとした職場づくりを目指す取り組み事例を紹介するとともに、参加型職場環境改善の演習を通して、集団への関わり方について検討する。 |
『裁判事例にみるメンタルヘルスの法律問題』 | 小野 裕樹 平和台法律事務所 弁護士 |
職場におけるメンタルヘルス不調者に対する処遇はどのようにあるべきか、使用者の責任はどのような場合に認められるのか等の法律問題について、裁判事例をもとに解説する。 |
『特別実践指導(研修発表)』 | 川畑 直人 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 教授 |
研修事例を発表して、互いに検討し合うことにより実践力を高める。 |
『労働安全衛生学』 | 森口 次郎 (一財)京都工場保健会 理事 |
事業場における産業保健の法的背景や活動の概要を紹介するとともに、メンタルヘルス不調者の支援や一次予防の取り組みなどについて、産業医業務の実際や産業スタッフの連携等を事例を通して説明する。 |
『復職支援プログラム論』 | 片桐 陽子 (株)メンタルアシスト/(一社)カウンセリングセンターきょうと |
復職者をどのように受け入れ、復帰を支援するのか、様々なプログラムの例を挙げながら解説する。 |
『身心相関とストレスマネジメント』 | 濱野 清志 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 教授 |
東洋の伝統的身体技法を用いて心の健康管理、ストレスマネジメントに不可欠な身心相関について体験的に学ぶ。 |
2年次
講義名 | 講師 | 内容 |
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『企業経営基礎論』 | 柏木 裕之 lei consulting 代表/元ワコール健康保険組合常務理事 |
企業経営についての基本的な知識を得る。 |
『中小企業研究基礎論』 | 藤村 正弘 藤村マネージメントサポート 代表 |
大企業と異なる特徴を持つ中小企業の現状と、激変する環境の下で中小企業が抱える今日的課題を解説する。 |
『産業・組織心理学』 | 金井 篤子 名古屋大学大学院 教育発達科学研究科 教授 |
産業・組織領域における活動に不可欠な産業・組織心理学の基礎的な知識を学ぶ。 |
『危機介入の組織的対応』 | 廣川 進 法政大学 キャリアデザイン学部 教授 |
災害、自殺、惨事ストレスなど職場で起こる危機状況にどのような心理的援助が可能なのかを検討する。 |
『産業精神医学』 | 音羽 健司 名古屋市立大学 医学部附属東部医療センター 精神科 教授 |
産業心理臨床に必要な精神医学の知識について概説する。事例を挙げ、ポイントをわかりやすく説明し、現場で活用できるようにする。 |
『産業心理職の役割』 | 森崎 美奈子 (一社)日本産業心理職協会 代表理事/京都文教大学産業メンタルヘルス研究所元所長 |
産業心理職に必要な法規やスキルを紹介する。又、事例を通じて、職場のメンタルヘルス活動での心理職の役割を学ぶ。 |
『EAP展開技術論』 | 市川 佳居 (一社)国際EAP協会日本支部 理事長 |
EAP(Employee Assistance Program)を実際に展開するために、どのように事業を展開していけばよいのか、起業モデルを提起する。 |
『管理監督者への研修・コンサルテーション』 | 種市 康太郎 桜美林大学 リベラルアーツ学群 教授 |
この講座では、管理職研修とコンサルテーションを例に、管理監督者への関わり方について座学と演習で学ぶ。 |
『キャリアデザイン論』 | 宮城 まり子 キャリア心理学研究所 代表 |
メンタルとキャリアは非常に関係性が深く、キャリアデザインはキャリア戦略でもある。環境変化が激しい現在、どのようにキャリアは形成されるのかについて考える。 |
『事例演習』 | 森崎 美奈子 (一社)日本産業心理職協会 代表理事/京都文教大学産業メンタルヘルス研究所元所長 |
事例演習を通して適切な支援や人事労務対策のあり方を習得する。 |
『力動的組織病理論』 | 川畑 直人 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 教授 |
機能不全を引き起こす組織の病理をどのように理解することができるのか、基本的枠組みを提供する。 |
『職場で活かせる芸術療法(九分割統合絵画法)』 | 森谷 寛之 京都コラージュ療法研究所長 |
職場で役立つ心理技法として、筆者が開発した「九分割統合絵画法」を紹介する。自己紹介、ストレス、パワハラ、過去のまとめ、将来のビジョン設計、家族関係など工夫次第で多彩に応用できる。 |
『障害を持つ労働者と職場への支援』 | 三宅 美樹 (株)トヨタ車体研究所 臨床心理士/公認心理師 |
障害(身体・内部・知的・精神・発達)をもつ労働者の就労支援と、雇用している組織への定着支援について、心理職の役割を学ぶ。 |
『コーチング論』 | 川畑 直人 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 教授 |
コーチングを心理療法との連続体で考えるExecutive Coachingの考え方をもとに、演習を交えながら実践の在り方を学んでいただく。 |
『産業領域における高次脳機能障害学Ⅱ』 | 中島 恵子 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 教授 |
高次脳機能障害を神経心理学視点から理解することで、職場復帰に必要な知識から適切な環境調整への介入が可能となる。Ⅱでは、高次脳機能障害にはどのような障害があるか、それぞれの障害特性を理解し支援する方法について学ぶ。 |
『特別実践指導(研修発表)』 | 川畑 直人 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 教授 |
研修事例を発表して、互いに検討し合うことにより実践力を高める。 |
『認知行動療法』 | 正木 大貴 京都女子大学 現代社会学部 教授 |
認知行動療法の基本理念を概説したうえで、実際にセルフモニタリングやロールプレイの経験を通して、アセスメントの技法について学ぶ。 |
『企業におけるハラスメントの現状と対策』 | 稲尾 和泉 (株)クオレ・シー・キューブ取締役 |
企業におけるハラスメントの実態と動向を学び、発生時の対応や予防教育についてさまざまな事例を参考にしながら防止対策を考える。 |
※講師が変更になることもあります。講師の所属・職名は、2023年12月現在。
産業心理臨床家養成プログラム