学部・大学院

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総合社会学部
演習・実習

初年次演習

ラーニングとリサーチの基礎的スキルを身につける。

1回生で履修する「初年次演習」では、大学で学ぶためのラーニング・スキル、リサーチ・スキルの初歩を身につけます。授業はゼミ形式の少人数制。課題の設定、調査、分析、プレゼンテーションなどの手法を体験的に学びます。

表現・発信系演習

インタビュー技術や文章作成技術を習得。
「フォトショップ」を使い、印刷物をデザインする体験も。

デザインや印刷の分野で多用されている「フォトショップ」というソフトを使い、印刷物などに使用する画像処理のノウハウを学習。図形、文字、画像、イラストなどの加工技術を修得し、印刷物をデザインするスキルを身につけます。また、映像作品の制作や話し手の本音を引き出すインタビュー技術など、マスメディア関係の仕事をめざす学生にぴったりの知識やスキルの習得もできます。加えて「ファシリテーション」というコミュニケーション技法や考え方について学び、今改めて求められるコミュニケーションについて考え、体験的に身につけます。

エクスターンシップ実習

企業から提示された課題を、グループで検討し提案する。

企業から提示された課題に学生がチームで取り組み、企画を立案してプレゼンテーションします。実習先はコンビニエンスストア、旅行代理店、金融機関、市役所など多岐にわたります。事前学習では、「企業の方からチームでプロジェクトを成功させる」ための知識やマーケティングの手法、商品開発などについて学ぶことができます。こうした学びと経験を通じて社会で求められる能力を培い、職業に対する意識を高めます。

総合社会学実習
(フィールドワーク)

各自の好奇心や問題意識にしたがって、日本各地や海外での現地調査に取り組みます。

現地に飛び込み調査を行うフィールドワーク、心理学研究の実験・調査の手法を学ぶ社会心理学実験、調査票を使ってデータを収集・分析する量的調査といった課題や問題に取り組む実習です。これらの実習を通して、行動力やコミュニケーション能力、調査・分析能力などを磨きます。

地域活性化プロジェクト

地元のNPOや企業と協働し、地域活性化のためのノウハウを学ぶ。

NPOや企業の社会的活動について学ぶとともに、地元のNPOや企業と協働して地域活性化のための事業の企画に取り組みます。NPOや企業との連携は、地域活性化に取り組むうえで重要なカギのひとつです。企業への訪問や地域活性化活動に取り組む方へのインタビューなどを通して、運営のノウハウを学び、地域・企業との連携の重要性を体感。現地の状況を見て、聞いて、感じるなかで、地域活性化プランの提案から運営までを実践的に学びます。

社会心理学実験・調査

社会心理学研究における実験や調査、データ分析等の手法を体験しながら学ぶ。

人の記憶がどれくらい正確かを測定したり、他者との距離について人がどのように感じているかを行動から読み取ったり、他者とかけひきしている時の人々の心理状態や行動を調べたりといった実習を通じて、人間の「こころ」を科学的に測定するための手法を学びます。実験や調査から何かがわかった時の「楽しさ」「驚き」「達成感」を実感すると社会心理学への興味も深まります。専門的なデータ処理や統計ソフトの使い方、実験レポートのまとめ方などもしっかり学びます。

フィールドワーク

海外・国内のさまざまなエリアでフィールドワークを体験できます。

中国

現代中国、台湾の社会・政治・経済・文化の現状を現地で調査し、中華世界の発展と多様性を学ぶ。

中国福建省の厦門市を中心に、台北・金門島などでフィールドワークを行います。現在の中華世界の社会・政治・経済・文化の現状をテーマに、中国大陸と台湾の緊密な関係および相違点を調査。複眼的に東アジアを観察・思考することで、視野を広げ、思考力を高めます。それらはグローバル人材の基礎となる力です。

国内(司法・刑事施設)

刑務所、裁判所の調査を通して「法」と「社会」のつながりを学びます。

あまり一般的には知られていない刑事施設や裁判所の参観・ヒアリングを行い、「法」の現場を実際に体験します。単に刑事司法手続について詳しくなるということだけではなく、一見無関係と思われる出来事から、自分たちに身近な社会問題を発見し、「自分ごと」として考える力を養います。

国内(岐阜県)

これからの観光のあり方を考え、新しい魅力ある旅行商品を提案する。

近年アニメの舞台で注目を集めている岐阜県高山市・飛騨市で現地調査に取り組みます。旅行コースを提案する企画書や旅行プランのプロモーションムービーを作成し、行政や旅行会社へのプレゼンテーションを行います。顧客の求める商品を探究するとともに、ビジネスにおける資源発掘・ニーズ把握等を実践的に学びます。

国内(和歌山県)

地方都市が抱える課題を捉え、新たな観光資源の開発や施策を提案する。

醤油発祥の地であり、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定される歴史的な町並みを有する和歌山県有田郡湯浅町を調査。少子高齢化など現在の地方都市が抱える課題を捉え、課題解決に向けた提案を行います。総務省統計局などのデータから客観的な分析を行うことで、考察力、構想・発想力の育成をめざします。

これまでの主なフィールドワーク実施先例

テーマ 調査地
わが町を知る-ラリベラと宇治における人びとの環境認識 エチオピア/ラリベラ
インドの聖地プリーで学ぶ-宗教都市の伝統文化と観光開発 インド/プリー、コルカタ
現在における中国経済発展と文化変容を考える-天津、北京、上海、杭州におけるフィールドワーク 中国/天津・北京・上海・杭州
「倉敷美観地区」を歩く、見る、尋ねてみる 岡山県倉敷市美観地区
「金沢ツアー」の提案と実践 石川県金沢市
新しいコンテンツツーリズムを構想する-アニメ聖地巡礼の経験を経て 岐阜県高山市、富山県南砺市
調査票調査をやってみよう! -調査票調査から、社会の実情をかいま見る 京都府京都市、宇治市
まちづくり先進地域に学ぶ-近隣住民とともに大阪、京都、兵庫、奈良のまちを歩いてみる 京都、大阪、兵庫、奈良
市場から都市を考える-フランス、オランダ、トルコを歩く パリ、アムステルダム、イスタンブール
アメリカ西海岸見聞録-サンフランシスコとサンディエゴを通じて知るアメリカの多様性 アメリカ/サンフランシスコ、サンディエゴ

※ 実習先は変更になることがあります。

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