フィールドリサーチオフィスが関わるぶんきょうサテキャン(宇治橋通り、伏見大手筋、大久保)や地域連携学生プロジェクト関連のニュースを中心にイベントや活動をご紹介します。

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まちづくりシンポジウムが開催されました!

10月3日(土)キャンパスプラザ京都にて、まちづくりシンポジウム『地域(まち)づくりのデザイン~市民・大学・行政「協働のまちづくり」をめざして~』が開催されました。このシンポジウムはNPO法人まちづくりねっと・うじと本学文化人類学科の共同主催で、文化人類学科の進めている教育GP『文化コーディネーター養成プログラム ~「モノ・ひと・地域を活かす大学ミュージアム」を活用した実践的人材育成教育~』の取組の一環でもあります。まちづくり活動に関わる方々や、学生、他大学も含めた大学関係者など約120名の参加者がありました。
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↑会場はほぼ満席です。

本学文化人類学科杉本星子先生の司会進行のもと、まちづくりねっと・うじの安江徹代表、本学人間学部の野口雅昭学部長のあいさつからシンポジウムはスタートです。
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↑野口先生のあいさつの様子。文化人類、現代社会の2学科からなる人間学部の取組について話されました。

第一部は地域で活動するNPO等の活動報告です。報告は「NPO法人まちづくりねっと・うじ」「NPO法人やましろ里山の会」「Evo&revo」「禅定寺子育てネット」の順で行われます。それぞれ活発な活動を行っている団体だけあって具体的で非常にリアリティある報告内容です。活動している方々の熱意(&ご苦労)がストレートに伝わってきました。そして、熱意だけでなく、どの団体も活動目的を明確に示されていることが印象的でした。

最後に本学からも報告します。報告者は本学文化人類学科2回生の小松達哉くん。フィールドワーク実習、FMうじでのラジオ番組制作、地域劇団とのミュージカル公演開催、宇治橋通り商店街でのフェスタへの参加など、自身の活動をもとに学生の立場から地域連携活動について報告しました。こうした活動に関わる学生をもっと増やしたい、サテライトキャンパスだけでなく本学キャンパスももっと地域交流の場としたい、という思いが伝わってきました。
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↑堅苦しい報告にしたくない、と普段通りの小松くん。大きな拍手をいただいていました。

第二部はパネルディスカッション。東海大学の小林隆先生をコーディネーターに、パネラーは深尾昌峰さん(きょうとNPOセンター常務理事)、日野真代さん(NPO法人まちづくりねっと・うじ副代表理事)、山本勇人さん(京都府山城広域振興局)、松田凡先生(京都文教大学文化人類学科長)。
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↑松田先生の報告の様子。本学の地域連携活動の全体像を発表されました。

市民、大学、行政それぞれの立場から、まちづくり活動の“涙”(=課題)の部分を浮き彫りにしながら、今後の方向性について議論していきます。「近接、補完の原理」(注)の考え方を土台にしながら、人材育成や確保の課題、京都府による地域力再生プロジェクトへの補助金やコミュニティ・ファンドとしての「京都地域創造基金」といった活動資金にかかる課題など話は進んでいきます。これまた具体的な話です。大切なのは「ヒト」「カネ」について、各セクターがどれだけ自立的、主体的、そしてリアリティをもって関わっていけるかであり、つまりは“ヒトゴトにしない”ということではないでしょうか?

人材育成の場としての大学の役割についても多様な角度、視点から見ていくことが必要だと実感するとともに、地域と大学・学生をつなぐフィールドリサーチオフィスの今後の方向性を考える上でも、非常に有意義なシンポジウムでした。
本シンポジウム開催に関わったすべてのみなさん、おつかれさまでした。そして、ありがとうございました。

(注)近接、補完の原理
地域における課題は、より身近なところである住民・市民によって解決すべきという考え方。だから課題解決にあたっては、住民・市民の意見を反映しやすい市町村が優先的に行い、カバーできない部分を県が補い、さらに地方公共団体ではできないことを国が担うという考え方。


上野(記)

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