家政学科では、 12月4日土曜日に、京都文教短期大学50周年記念事業として、
各界で活躍されている卒業生をお招きして、 「家政学-伝統と進化-」の総合
テーマで基調講演会と分科会を実施しました。 師走のお忙しい時節にもかか
わらずご参加くださいました多くの方々にお礼申し上げます。
基調講演として、辻学園栄養専門学校教授の加福文子さんによる「誰にでも
できるお手軽栄養管理」と、料理研究家で財団法人奈良屋記念杉本家保存会
事務局長の杉本節子さんによる「京町家の継承-伝統を受け継ぐこととは-」
を伺いました。
講演の後、シンポジウムポスターデザイン最優秀賞の食物栄養専攻清水さん
をはじめ、学長賞、入選作品の表彰が行われました。
以下、分科会の様子をご紹介いたします。
加福文子さんによる、「献立に困った時のお助けツール」では、加福さんが
企画・提案されているe-ヘルシーレシピを使って、パソコンを使って自分に
合った献立をたてました。
杉本節子さんからは、「古文書<歳中覚>にみる京町家のしきたり」として、
江戸時代の京商家の暮らしのお話を伺いました。
食空間コーディネーター、湯浅靖代さんの分科会は、「元ウエディングプラ
ンナーが語る結婚式の話」。結婚式のテーブルコーディネートのデモンスト
レーションもあり、学生達は興味津々に耳を傾けていました。
フードビジュークリエイターとして活躍されている村上美由紀さんのワーク
ショップは「聖夜正餐」。参加者は思い思いのイメージを膨らませて、オー
ドブルやローストチキンなどの料理を和食器に盛り付けてクリスマスの食卓
を演出しました。
伝統盆栽美術・研究家の川崎仁美さんは、ご自身が盆栽芸術の道に入られた
いきさつや、盆栽を通して伝統文化が失われつつある現代生活を見つめなおす、
というテーマでお話されました。
本学食物栄養専攻で教鞭をとっている安藤ひとみさんの分科会では、健康食、
美容食として注目をあびている雑穀を、毎日の食事に取り入れる工夫を学び
ました。
同じく、本学健康生活デザイン専攻教員の古川彩さんの分科会は、「簡単
エクササイズで冬太りを防止しよう!」。冬をのりきるために生活の中で
手軽にできる体操で、気持ちの良い汗をかきました。
家政学科長の開催挨拶にありましたように、今回のシンポジウムに参加さ
れた方々の心に、「家政学の伝統を継承し、進化に貢献する」という灯が
ともされたことと思います。
【家政学科】
Category:イベント情報