ご挨拶
学園創立120周年を迎えるにあたって

理事長 仁科 周朗

校祖・獅子谷佛定上人が学園を創設されてから、令和6年には120年になろうとしています。
この間に、学園は幾多の変遷を重ねて3つのキャンパスと幼稚園から大学院までを擁する総合学園へと発展しました。
ただし、これまでの年月が順風満帆であったわけではありません。創設期には資金の問題で閉校が一時決議されたことさえあったと聞いています。そして今、学園は再び時代の急速な変化と少子化の荒波に揉まれています。この難局を乗り越えていかなければ、学園の発展はおろか維持継続さえございません。まさに、正念場を迎えようとしています。
しかし、120周年を迎えるにあたって、本学は10万を超える卒業生の皆様の応援を得て、難局を突破できるものと確信しています。何故なら、建学の精神である仏教の教えに培われた「人間教育」と、変化の時代に求められる「探求教育」の融合を本学の強みとして発揮することで、「文教で学んで良かった」と、選ばれる学園になることができるからです。
どうか、これからの京都文教学園にご期待ください

学園長 平岡 聡

1904年、校祖・獅子谷佛定上人の発願によって、呱々の声を上げた京都文教学園は2024年、120周年という記念すべき年を迎えることになります。宇宙規模で考えれば、学園が誕生してから今日まで、地球は太陽の周りを120周、回ったことになります。その間、学園では校祖の理念である「仏教精神に根ざした人間教育」を具現化すべく、学園関係の先人たちが地道に努力を重ねた結果、今では幼稚園・小学校・中学・高等学校・短期大学・大学・大学院のすべてを設置する総合学園として発展して参りました。

このたび120周年という節目の年を迎えるにあたり、学園の建学の精神である三宝帰依の「謙虚にして真理探究」に基づいて、学園全体を貫く「探究教育」を新たに実施いたします。教育をめぐる環境は日毎に厳しさを増しますが、地球が回り続ける限り、この特色ある教育を実践することで有為な人材を社会に輩出し、また社会から必要とされる学園として愛され続けるよう、精進する次第です。

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