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「中国帰国児童の支援と本学の地域連携」報告会が開催されました!

1月20日(水)本学普照館F305教室にて、『中国帰国児童の支援と本学の地域連携』報告会が開催されました。本学文化人類学科と本学教育GP(注)の主催です。


今回の報告会は宇治地域における中国帰国者の暮らし、その現状と課題を、大学と地域が共に考える場として企画されました。文化人類学科では、2008年より中国実習クラスを中心に宇治市立平盛小学校における中国帰国児童のための日本語教室と関わりを持ってきています。そうした活動を含め、多文化共生のまちづくりをどのように進めて行けばよいのか、小学校、地域自治会、大学、学生のそれぞれの取組や方向性を共有することでそのヒントを見いだしたい、とのねらいです。

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↑鑪学長のあいさつから報告会は始まりました。


冒頭の本学鑪学長のあいさつに続き、宇治市立平盛小学校で日本語教室を担当されている城島美幸先生から『中国帰国児童の現状と課題』が報告されました。

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↑平盛小学校の城島先生の報告。データも交えた大変わかりやすい報告でした。


平盛小学校は宇治市の帰国外国人児童の受け入れセンター校で、現在、帰国外国人児童は全校児童の23%。適応指導、中国語教室のほかにも「パンダ教室(補習授業)」「ニーハオタイム(他の児童にも中国語に触れる時間)」を設けたり、中国伝統の「龍踊り」を生活の時間に取り入れたりと様々な取組をなされています。


最近では、休み時間に気兼ねなく中国語で会話をする児童も増え良い傾向だが、言語の問題から親子間のコミュニケーションについての心配もある、とのことでした。本学の学生がボランティアで訪問している「パンダ教室」については、大学生スタッフが入ることで、教師と児童の関係とは異なる“ナナメの関係”の存在が非常に有用で、教師には見せない一面を垣間見せることもある、と学生たちの活動を大変評価していただきました。


続いて、本学文化人類学科の潘先生と「パンダ教室」にボランティアで訪問している学生2人から『京都文教大学の取組』について報告がありました。

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↑潘先生とボランティア学生たち。現場で活動しているだけあってリアリティある報告でした。


今回報告した学生たちは、2009年秋から「パンダ教室」で帰国児童の宿題のサポートやプリントの音読などを行っていますが、直接帰国児童に接してみての率直な印象を語っていました。とにかく頑張り屋さんが多い、競争心が強い、かまってほしい、甘えん坊の一面もある・・・・などなど。児童たちに素直に受け入れられている様子が伝わってきました。


最後の報告は地域からの報告として西大久保連合自治会の山田信一さん、鬼木ひとみさんから『わがまち、共生への道』と題して報告がありました。

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↑西大久保連合自治会のお二人の報告。地域を盛り上げたいという思いがしっかりと伝わってきました。


京都府下最大の府営団地である西大久保団地の連合自治会の、これまでの経緯と現在の取組の様子が報告されました。中国の方の力も借りながら、まちづくり、そして共生の道を探っていきたい!とのこと。特に自治会活動については、その概念について帰国者の方々には理解しにくいこともあり、お互いの文化を理解することが大変重要だ、ということを具体例を交えてお話いただきました。勉強になります。


地域文化特別プログラムとして中国コースを設置する本学文化人類学科では、今回のような西大久保地域での活動が、次年度より「実践人類学実習」として授業科目となります。地域課題に直結した“活きた学問”として、文化人類学のもつ可能性の広がりを実感するとともに、小学校、地域からの期待をひしひしと感じる報告会となりました。


(注)教育GP=文部科学省「質の高い大学教育プログラム」。本学文化人類学科の「文化コーディネーター養成プログラム~『モノ・ひと・地域を活かす大学ミュージアム』を活用した実践的人材育成教育~」が平成20年度に採択されました。

上野(記)

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